
左図のように、虫歯の原因には4つの要素があります。
それぞれの要素が重なった時、初めて虫歯になります。
たとえば毎日ハミガキをがんばっていても、
- 歯の質が、虫歯に対して弱かったり…
- 虫歯菌の数が多かったり…
- 砂糖を摂取する量が多かったり…
- ダラダラ食べていたりすると…
虫歯のリスクが高くなります。
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ダイアグノデントから出たレーザーが歯に当たり、帰ってくるまでの時間を測定して数値を出します。
むし歯は、レーザーが帰ってくるまでの時間がかかるため、数値が高くなります。
歯の表面はエナメル質で覆われており、 虫歯はまずエナメル質に発生します。エナメル質が虫歯になると、光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。虫歯は上の歯と下の歯の噛み合せの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。
エナメル質の内側には象牙質がありますが、虫歯が象牙質まで進むと虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄がありますが、虫歯がさらに進行して歯の神経まで虫歯菌に感染してしまう歯髄炎を起こし、歯がひどく痛み出します。こうなると、虫歯になった部分の歯を削るだけでなく、歯髄まで取らなくてはなりません。この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。
虫歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根まで虫歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症となり、腫れを起こします。ここまで進むと歯を抜かざるをえなくなる場合が多くなります。
虫歯治療を行う際に歯を削ったり、歯髄の除去などでどうしても痛みをともないます。
そこで当院では虫歯治療の際に生じる痛みをできる限り抑えるために色々な工夫を取り入れています。
電動麻酔注射器は麻酔注射で生じる痛みである
をコンピューター制御により、麻酔薬を注入する際に注入する速度が緩やかに上がるようにコントロールします。 これにより麻酔薬が注入される時の痛みを和らげることができます。